静岡熱海花火フェスティバル

#海と干物と音楽と

観覧日時2021年10月23日(土)
20:00~20:40
天候晴れ
主催株式会社イケブン
煙火店(株)イケブン
(株)ホソヤエンタープライズ
(株)臼井煙火
(株)光屋窪田煙火工場
(株)神戸煙火工場
(株)静玉屋
三遠煙火(株)
田畑煙火(株)
下車駅JR東海道線
熱海駅 徒歩5分
観覧場所静岡県熱海市
熱海サンビーチ
パンフレット

主要な花火大会がコロナウイルス蔓延防止を理由に次々と中止になるなか久々に花火大会開催の明るい話題を聞いた。”静岡熱海花火フェスティバル #海と干物と音楽と”。静岡県や近隣の県の煙火店8社が協力して花火を打ち上げる。会場は熱海海上花火大会でもおなじみの熱海親水公園。緊急事態宣言も解除されたことだし勘を取り戻すべく久々に観覧してみることにした。

秋の行楽日和。ただ行って帰ってくるだけではもったいないので小田原駅から徒歩で熱海を目指してみた。自動車なら海岸沿いの道路を走るところだが徒歩となると話は別。歩道があるのは山あいを走る旧道(県道740号線)のみ。ミカン畑に囲まれたり海岸の絶景を一望したり自然をたっぷり堪能できるハイキングコースだった。

県道740号線より
県道740号線より撮影

ゴールの熱海を前にして道は再び山あいへ。標高が上がるにつれ体感温度は下がっていくが不思議なことに熱海の街が近づくにつれ周囲の温度は急に上がっていく。熱海と言えば温泉。体感温度が上昇したのは温泉の効果か?はたまた気のせいか?

無事熱海に到着。熱海で花火を観覧するのは2005年以来になるかな?メインの会場は熱海親水公園だけどここはチケットを購入しないと入れない有料エリア。今回は横の砂浜(熱海サンビーチ)から観覧する。砂浜に来てみてびっくり。前回来たときは砂浜はもっと閑散としていたはずだけど今回来てみたら砂浜のすぐ隣に地下駐車場はできてるわプロムナードはできてるわで大激変。砂浜に座って観覧する予定を急遽変更してプロムナードから観覧することにした。ここなら地面もしっかりしてるから三脚も安定して立てられるしね。

熱海サンビーチ
熱海サンビーチ

20時をちょっと過ぎたあたりから花火の打ち上げ開始。いつも通り海上前面の堤防上から打ち上げるようだ。堤防の幅を生かしたワイドな打ち上げに加えて背後の山々に反響する花火の音が熱海の花火の醍醐味。ふと視線を横にずらすと外部マイクを装着して動画を撮影している人を見かけた。熱海花火をよくわかってらっしゃる方だ。

花火をがっつり観覧したのは実に2年ぶり。歩いてきた関係で重いレコーダーの持参はパス。ゆえに写真撮影の感覚を取り戻すことに専念する。スターマインと単発割物が交互に、時に織り交ぜられて打ち上げられる。8社がそれぞれ自社玉を持ち寄って打ち上げてるのだろう。見覚えのある玉が打ち上がる。会場右手方向から吹いてくる微風のおかげで煙が滞留することも無い。打ち上げのコンディションとしては申し分なかった。プログラムの合間がやや間延びした感が無かったわけでは無いが厳しい状況の中一生懸命開催に尽力した関係者の苦労を思えば素晴らしい花火を見せていただいたことに対する「感謝」の一言しか無い。願わくば花火大会を開催できる日常が一日も早く戻らんことを。

熱海駅付近アーケード