第66回諏訪湖まつり湖上花火大会


観覧日時2014年8月15日(x)
19:00~21:00
天候曇りのち雨
主催諏訪湖祭実行委員会
煙火店-
下車駅JR中央本線線
上諏訪駅 徒歩8分
観覧場所長野県上諏訪市
石彫公園湖岸
パンフレット

初めて諏訪湖の花火を観覧したのはいつだったか。たしか2004年の9月に開催された新作花火だった気がする。その日も昼からどんよりとした天気だったが花火が打ち上がる直前に雨が降り始め、花火が終わるまで降り続けた。以降諏訪湖では何度も雨に降られてきた。都合がつかず観覧することが出来なかった昨年の2013年はバケツをひっくり返したような大雨に降られ大会史上初となる打ち上げ中止に追い込まれたらしい。そう、諏訪湖花火はとにかく雨に降られる花火大会なのである。

天気予報では雨マークが表示されていた諏訪湖。石彫公園の有料自由席のチケットは購入したが去年の惨状は耳にしてるので雨なら無理して行くことも無いか。だが大会を2,3日前にして諦めムードが一変する。突然雨マークが外され終日曇りの予報に変更された。最近の天気予報はこういうパターンが多い気がする。「とりあえず判断がつかないときは落胆させないよう雨マークでも表示させておけ」という人間の心理が働いてたりするのだろうか。ま、終日曇りというのなら行ってみますか。

だが諏訪湖の天気予報をそのまま信じるほどお人好しではない。日中は晴れていたのに花火打ち上げの時刻になると突如として降り始めた雨に何度も打たれてきた人間に諏訪湖の天気予報を信じろという方が無理な話。たとえ終日快晴の予報であっても最低限の雨具は持参するのが諏訪湖花火観覧の鉄則。ましてや今回の様な曇り予報の日はなおさらのことである。というわけで雨を見越して録音機材の持参はきっぱり見送ることにした。携帯による動画撮影だけという軽装備で臨むことにしよう。大型のゴミ袋は突然の雨からバッグ類を守る頼もしい防水袋になってくれる。諏訪湖には是非持参したい。

16時半、上諏訪駅に到着。山梨あたりまではまぶしいくらいの日差しがあったが長野に入る頃には空一面はすっかり厚い雲に覆われてしまった。空の低い場所を黒くどんよりとした雲がゆっくりと動いていく。こりゃ降るな。直感的にそう悟る。時間も時間なので会場に行ったらそのまま観覧という運びになるだろう。お土産は今のうちに買っておく。

上諏訪駅前
上諏訪駅前にて。黒くどんよりした雲を目の当たりにして今日は雨が降るなと直感的に悟る

夏に開催される諏訪湖まつり湖上花火大会を観覧するのは8年ぶりくらいだろうか。以前は県外者が有料自由席のチケットを入手するには事実上オークションに頼るほか無かった。それが今ではローソンでチケットを買える。こういう進化は地味にありがたい。

そういうしてるうちに石彫公園に到着。本部でプログラムをもらったあと(100円するプログラムだがローソンで有料自由席チケットを購入した人には無料で配布してくれる)有料自由席に向かった。だいたいの花火大会は人一人分のスペースなら花火が打ち上がる直前でも見つかるもの。ましてや今日みたいに天候がさえない日ならなおのこと。だが諏訪湖まつり湖上花火大会でその考えは甘かった。限られたスペースに対してやたら人を詰め込む嫌いがある有料自由席は前から後ろまで人であふれかえっていた。こりゃ有料自由席の外で観覧せざるを得ないかなと思ったそのとき、奇跡的にも前方に人一人分のスペースが空いてるところを見つけた。秋に開催される新作花火大会ではこれくらい前に出て観覧したこともあったが有料自由席エリアがより狭く、それでいて秋の新作花火大会より人でごった返す夏の諏訪湖まつり湖上花火大会でここまで前に出て観覧するのは初めてだ。本当に偶然としか言いようが無い。

石彫公園
石彫公園にて観覧場所を確保。湖岸はすぐ目の前。夏の諏訪湖花火でここまで最前席を取れたのは今回が初めてだ。

午後7時定時に打ち上げ開始。前方で見る湖上花火大会はこんなに迫力があったのか。オープニングから花火の爆音に圧倒される。湖上花火大会はおおざっぱに分けて前半に競技花火、後半にミュージックスターマインが打ち上げられる。前半に開催される競技花火ではプログラムにもアナウンスでも打ち上げの業者名が一切明らかにされない。ただタイトルが読み上げられるだけである。業者名で採点にバイアスがかからないようにするために配慮だろう。諏訪湖の花火の面白い特徴の一つである。それでも一部の業者は特徴的な花火を打ち上げるからそれとなく分かるものだがw

その競技花火が終わろうとする頃だろうか。顔にポツリポツリと冷たいものが落ちてきた。ありゃりゃ、遂に降ってきたか。一過性の通り雨であることを期待してしばらくは耐えていたが期待を裏切り雨は本気モードへ。残念だがここらへんで撤収することにした(傘は持ってるが有料自由席ではさすことが出来ないので)。

有料自由席を出てすぐのところの公衆トイレがあるあたりに木々が生い茂ってる。木々で雨もしのぎつつしばらくここから様子を見ることにした。ここから聞こえる花火の爆音も凄いの一言だがあいにくこの雨はモヤを発生させてしまい停滞した風により花火の煙の吐けが悪いことも重なってこの距離に居ながらにして花火はほとんど目視できない状況に陥る。やがて『宇宙戦艦ヤマト』のBGMが聞こえはじめ続いてすさまじい爆音が辺りに鳴り響く。今年もヤマトは健在か。これだけ近い場所にいて音しか聞こえないというのはなんとももどかしい。そしてラストの"Kiss of Fire"へ。この水上仕掛け花火は湖上で開発するとあってかろうじて煙りやモヤの合間から花火を見ることができた。そうそう、"Kiss of Fire"といったらこの全身を揺さぶられるような爆圧ですよ。今日は録音機材は一切持参しなかったが"Kiss of Fire"のこの爆音を録音するとしたらどんなマイクがいいかな。WM-61Aじゃ厳しいかな?

会場
雨が降ってきたうえにもやが立ちこめて視界不良に

というわけで今年の諏訪湖まつり湖上花火大会はこれにて終了。2年連続で雨に降られたけど次回は晴れるかな?もっとも終日快晴予報でも雨具の持参はお忘れにならないように。諏訪湖の花火とはそういうものなので。

帰りは雨の影響で到着が若干遅れたものの快速ムーンライト信州に乗って帰ってくることが出来た。ちなみにムーンライト信州が上諏訪を発車するのは日付が変わる前後。打ち上げが終わってから電車の到着までしばらく時間が空くのでいつもなら駅前をぶらぶらほっつき歩いているのだが今日はあいにくの雨なので駅の待合室で時間を潰すことに。そうそう、駅の待合室で快速ムーンライト信州が到着するのを待っていたら小田原行きの団体列車が入線してきた。後日調べてみたら観覧席と往復の乗車券がセットの「〝湘南諏訪湖花火大会号〟で行く諏訪湖祭湖上花火大会」という企画らしい。横浜発着で大人1万1500円とのこと。普通に観覧すると18切符2回分2,370円x2=4,740円、ムーンライト信州指定席券520円、有料自由席券3,000円の計8,260円。乗り換え不要、行きも座ってこれることを考えると検討する価値は大いにあるか。

快速ムーンライト信州
快速ムーンライト信州は定刻より30分ほど遅れて上諏訪駅を出発
使用機材一覧
写真-
映像TOSHIBA A5529T
レンズ
フィルタ
-
レコーダー-
マイク-
録音方式-
録音レベル-
level control-
ATT-
ウインドシールド-

一言コメント

旅の落書き帳です。記念に一言どうぞ。

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