例年無風に悩まされる長岡まつり花火大会。せっかく打ち上げた見事な花火もすぐに煙に覆い隠されていては見ていて忍びない。それがどうしたことか今年は晴天にもかかわらず風が吹いている、それも信濃川に沿って上流から下流に向けて。おかげで両岸のほぼ全観客が煙に悩まされること無く花火を綺麗に見ることができる奇跡の年となった。
が吹いてるとはいえここは新潟越後の夏。肌を刺すような日差しは半端なく、こうして右岸無料席の解放を待っている間も容赦なく体力が削られていく。運営側もさすがに酷と判断したのか14時解放のところを40分繰り上げて13時20分に解放してくれた。さくっと場所取りしたら近くのスーパーうおろくに退避しよう。こんな直射日光の当たる場所にジッとしていたら花火が始まる頃にはミイラになってしまう。

増大する観客に呼応するかのように増えていく警備費用をまかなうため、それまで無料だったエリアを有料エリアに変えていくのは最近の花火大会のトレンドだ。ここ長岡も例外では無い。かつては大半が無料席だった大手大橋と長生橋に挟まれる土手のり面部分も近年は有料席の占める割合が増えてきた。その結果打ち上げ地点に近い大手大橋付近の無料席争奪戦は熾烈さを極め、昼過ぎに到着した時点で既に満員御礼の表示が出され並ぶことすらかなわなかった。メインの打ち上げ地点からはやや離れるが長生橋付近の無料席から観覧することにしよう。余談だがここ長生橋付近の無料席は三尺玉の打ち上げ地点に関しては近かったり、土手のり面の傾斜が緩やかで楽に観覧できるというメリットもあったりする。


そしていよいよ打ち上げ開始。打ち上げ時もここちよい風が吹いてくれているおかげで煙に悩まされること無く花火を堪能できる。煙の無い長岡花火がこんなに綺麗だったとは。花火大会の印象は否が応でも環境や天候に左右される。まさに水物だ。今年ここ長岡に集まった数十万人の観客はその貴重な体験を出来た幸運な人々だ。自分もその中の一人になれたことをただただ感謝するのみである。
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