去年(2009年)は台風の影響で中止に追い込まれた(延期もされなかった)。というわけで2年ぶりの開催となる鎌倉花火大会だが今年はなんと驚きの7月開催。例年なら8月の第2週に開催されていたが今年はなんでも大潮の時期と重なってしまい十分な広さの観覧場所を海岸に確保できないがゆえの7月下旬への前倒しらしい。加えて今年から打ち上げを担当する煙火店が変更になったらしい。ちょっとした変化を予感させられる。
午後6時半。鎌倉駅に到着。ホームは花火観覧が目当てとおぼしき乗客で既に溢れかえっている。なんとか混雑する改札を抜けて一路会場の鎌倉海岸へ。例年の風向きを考えると鎌倉花火大会の観覧場所は材木座海岸か稲村ヶ崎の事実上2カ所に限られる。正面の由比ヶ浜はまず間違いなく煙に直撃されるからだ。最近は稲村ヶ崎側からの観覧が続いていたから今回は久しぶりに材木座海岸側から観覧することにしてみた。
ちなみに今回は会場入りが遅かったため録音機材は持ってこなかった。カメラの撮影だけと手軽だが打ち上げ開始まで15分しかない。撮影ポイントを早めに見つけなければ。とはいえ打ち上げ15分前にしてはやけに空が明るんですが・・・。例年より2週間早いのに打ち上げ開始時刻は同じ19時に設定しているんだから空が明るいのは当たり前ですか。なんで遅らせなかったんだろう?終了時刻が遅くなることを避けたかったからだろうか?それだったら15分圧縮して開始時刻だけ15分遅らせるという手もありそうなものだがどうなんだろう・・・。
定刻通り19時に打ち上げが開始される。はやり予想通り空は明るい・・・。というか昼花火といった方が近い気がする。撮影もほどほどにしてしばし暗くなるのを待ちますか。
そうそう、今年は会場に司会進行のアナウンスが流れている(といってもスピーカーが設置されているのは由比ヶ浜方面だけで材木座海岸からはやや聞き取りにくかったが)。司会進行に加えて花火打ち上げにあわせてBGMも流れるようだ。花火打ち上げにシンクロしたBGMというわけでは無いけどこれもちょっとした変化の一つか。FMラジオでも同時に放送されているらしいから携帯ラジオを持ってる人は是非お試しあれ。
鎌倉花火大会といえば名物の水中花火。今年も船から海中に豪快に投げ込まれ、扇型の花を咲かせていった。打ち上げ業者が変わってもこれは外せないポイントのようだ。今年は従来の水中花火に加え、一度水中に投げ込まれたあと空中にホップしてから花開く新しいタイプの水中花火も投入されていた。水面よりやや高い位置で開発するため扇型ではなく一般の花火により近い感じで花開く。従来の水中花火が豪快さを追求しているならば、新型の水中花火は開いたときの形を追究していると言える。水中花火も進化し続けているわけだ。
しかし何の予兆もなく花開く水中花火に4秒間しか開いてくれないシャッターを合わせるのは本当に難しい。水中花火はビデオに収めるのが無難かな。それと普段花火を撮影する際はレンズの前にND4フィルタを装着して減光して撮影しているが(花火の明るさが強すぎるため)水中花火に関してはND4フィルタだと暗すぎる絵になってしまった。つまり水中花火の明るさが普通の花火に比べて弱いということだ。水中花火だけは特別に暗くなるよう火薬を調合している、なんてことは無いだろうから海面を漂う煙やもやに邪魔されて暗くなっているのだろうか。いずれにせよ水中花火に関してはより弱い減光フィルターであるND2か、あるいはNDフィルタは通さなくても良さそう(もっとも水中花火全部が全部暗かったわけではないが)。
水面からホップする花火に続く今年初の試みとして花火終了後にまさかのアンコール花火が打ち上げられていた。花火打ち上げ終了予定時刻は20:00だったがこの嬉しい誤算で終了時刻は20:15となった。なるほど、だからまだ明るい19:00に打ち上げ始めたのね。帰りは行きに通った道(メイン通りの若宮大路の一本右隣の細い道)を折り返して鎌倉駅まで帰還。裏道を通ったおかげで駅に着いたのは20:45、まだ入場規制が敷かれる前に駅に到着することができた。
写真 | Nikon E5200 |
映像 | Nikon E5200 |
レンズ フィルタ | NDフィルタ(ND2,ND4) 色温度変換フィルタ(C4 x 2) |
レコーダー | - |
マイク | - |
録音方式 | - |
録音レベル | - |
level control | - |
ATT | - |
ウインドシールド | - |
一言コメント
旅の落書き帳です。記念に一言どうぞ。